テキストサイズ

国家特別プロジェクト

第20章 集大成発表へ向けて①

10時半。全員がホールに集まると、いつものおじいちゃん講師が前に立った👴🏻

「みなさん、これから話し合いをしてもらいます。進行役は……のはらまつりさんと、あらもとすばるさん。お願いします」

「任せて下さい😉」まつりがすぐに腕を組み、頼もしげに答える。
「しっかりサポートするよ😊」すばるも落ち着いた声で続き、会場に安心感が広がった。

講師はゆっくりとうなずき、続ける。
「皆さんには最終日に、総理大臣や代表の前で“集大成”を発表してもらいます。ただ、いきなり形を作るのは難しいでしょうから今日は、大まかなコンセプトだけを決めましょう」

「なるほど🤔」「確かに、方向性決めないと始まらないね」
ざわざわと声が広がり、みんなの表情に少し緊張とワクワクが混じる。

まつりが一歩前に出て、ぱんっと手を叩いた。
「よし! じゃあ“どういう切り口で見せたいか”をまず出してこ!」
「俺がまとめるから、遠慮なく意見を言って」すばるも続け、場を落ち着かせる。

会場の空気がぐっと引き締まり、話し合いが本格的にスタートしていった🗣️

ストーリーメニュー

TOPTOPへ