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平凡OL、不慮の事故で異世界チート村長へ成り上がり

第40章 支度を終えて河原清掃へ

翌朝。
凛・千夏・花香の3人は、庭で昨日と同じように並んで水やりをしていた。
朝の光を浴びてきらめく水滴の中、笑い合いながら小さな芽吹きを楽しみにしている。

その頃、しおんは台所に立っていた。
仕立て屋の店主からもらった薄くパリパリとしたパンを丁寧に四等分し、さらに食べやすく切り分ける。
横にはきゅうりをふんだんに使ったサラダ、そして昨日に続いて香ばしい焼きとうもろこし🌽

「できたぞ、みんな」
テーブルに料理を並べると、三人はぱっと顔を輝かせて席についた。

「いただきます!」
4人の声が重なり、食卓に温かな朝の空気が広がる。

「パン、サクサクしてて美味しいです!」凛が頬をほころばせ、
「このサラダ、きゅうりがいっぱいで嬉しい〜🥒」千夏は口いっぱいに頬張る。
花香もトウモロコシをかじり、「……甘い……!すごく美味しいです😊」と幸せそうに微笑んだ。

食事の途中、しおんが口を開いた。
「せっかく昨日、花香の水着も揃ったしな。今日は河原の清掃依頼を受けてみよう🏞」

「賛成です✊🏻」凛が真っ先に頷き、
「いいですね、ご主人様😊」千夏も笑顔で続く。
花香も「……はいっ、やってみたいです!」と少し緊張しながらも嬉しそうに答えた。

食べ終わると、3人は準備を始める。
凛と千夏は色違いのロンパースにスタイ、靴下、ボンネット、靴、リュックを背負って整えた。
一方、花香はまだ服が仕立てられていないため、白いワンピースにリュック姿。

「よし、行こうか」
しおんが声をかけ、四人は家の中で手を取り合い、瞬間移動を発動させる。

――次の瞬間、冒険者ギルドの正面に立っていた。

掲示板に並ぶ依頼票から「河原清掃」の張り紙をそれぞれ取り、受付へと持っていく。
受付嬢はにこやかに彼らを見つめ、深々と頭を下げた。
「街のためにご協力いただき、本当にありがとうございます🙇🏻‍♀️」

その後、4人は清掃に向かう前にパン屋へ立ち寄った。
並んだ棚には香ばしい匂いが溢れ、思わず三人の目が輝く。
しおんはミルクを四本、ベリーが練り込まれた甘いパン🫐、そして塩が振られてカリカリに焼き上げられたパンを購入した🍞🧂

「お昼はこれだな」
袋を抱えたしおんの言葉に、三人は嬉しそうに頷いた🙂‍↕️💞

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