無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

四人で賑やかな市場を歩いていると、きゅうりとトウモロコシのまとめ買いが目に入った。
「二十本でこの値段……お得だな👌🏻」
しおんの言葉に三人がうなずき、きゅうりとトウモロコシをそれぞれ二十本ずつ購入する。

そのまま人影の少ない路地へ移動し、瞬間移動で家へと帰った。

「よし、料理を作るぞ」
しおんは手際よく指示を出す。
「凛はトウモロコシを四本、茹でてくれ」
「はいっ！」

「千夏は四本を焼いてくれ」
「任せてください😊」

「花香はご飯を鍋で炊いてくれ」
「わかりました🍚」

しおん自身はきゅうりを細く切り、塩で和えていく🥒

やがて食卓に並んだのは――
湯気を立てる茹でトウモロコシ、香ばしく焼き目のついた焼きトウモロコシ、爽やかな塩気のきゅうり和え、そして艶やかな白米。

「いただきます😋」
四人で声を揃え、箸を伸ばす。

「……甘いっ🌽」
「焼いた方も美味しい〜！」
口いっぱいに広がる自然の甘みに、三人の笑顔が弾ける。
しおんはその様子を見て、静かに頷いた。

食事を終えると、3人は今日もらった品々を大切そうにクローゼットへしまっていった。

花香は茶色の水着を丁寧にハンガーにかけ、パンプスと黒いレースのニーハイソックスを端に並べる。
さらに――今日、自分の報酬で初めて買った茶色のヘルメットも、そっと隅に置いた。

「……ふふっ💞」
並んだ持ち物を見つめる花香の表情は、幸せに満ちていた。
（自分だけの物が少しずつ増えていく……すごく嬉しい……😌）