無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

テーブルには炊きたての白米、香ばしい青バナナ炒めの残り、そして温かなスープが並ぶ。
4人で食卓を囲み、束の間の穏やかな時間を過ごした。

食後、支度を整える。
この日、花香は初めてのロンパース姿。スタイを首に結び、ヘルメットを後ろに提げて、リュックを背負う。
凛の水色、千夏の紫、花香の茶色――三色のロンパースが並ぶと、なんとも可愛らしい。
リュックのモチーフもぞう、ねこ、うま、とそれぞれ違い、愛らしさを一層引き立てていた。

「花香ちゃん、似合ってるよ〜！」凛がぱっと笑顔を向け、
「うん、とっても可愛い☺️」千夏も頷く。
花香は頬を赤らめながら、小さく「……ありがとうございます😳」と答え、リュックの紐をぎゅっと握った。


しおんは小さな包みを凛と花香に手渡した。
「二人とも、これはお昼だ。ミルクと干し芋、それに熟したバナナを入れてある🥛🍌」
「ありがとうございます😁」二人は声を揃え、嬉しそうに頭を下げる。
「ちゃんと休憩をとって食べるんだぞ」
「はいっ👌🏻」

瞬間移動で噴水前へ。
「凛、花香。採掘のときは気をつけろ。……ヘルメットはしっかりかぶるんだぞ⛑️」
「はい😄」「今日も頑張って依頼をこなします✊🏻」
二人は笑顔で答え、冒険者ギルドへと歩いていった。