
平凡OL、不慮の事故で異世界チート村長へ成り上がり
第42章 守るべき子どもたち
鉱山での作業に励む3人をよそに――
その頃、街の商業ギルドではしおんがハヤンと向き合っていた。
ハヤンが書類を抱えて駆け寄ってきた。
「しおん様、昨日のご貴族様への宣伝効果が既に出ております! 午前中だけで50本が完売いたしました✨ 銀貨50枚の売り上げでございます。そのうちしおん様の取り分は40枚です、どうぞ」
「ありがとう」しおんは頷き、差し出された袋を受け取った。
しばらくして、しおんはマジックバッグをごそごそと漁り、2種類のベルトを取り出した。
「実はな、こんなものを作ってみたんだ」
「腰に装着すれば魔振棒を手で支える必要がなくなる。両手が空く分、他の作業をしながらでも使える」
ハヤンが目を丸くする。
「ほう……」
しおんは口元に薄い笑みを浮かべた。
「忙しい貴族様は、仕事を片付けながらでも調教できる。手足を縛り、このベルトで魔振棒を固定して放置しておけば――奴隷は快感に悶絶し、やがて理性を壊されて言うことを聞くようになるだろう」
ハヤンはごくりと喉を鳴らし、試作品を手に取った。
ひとつは可愛いレースで飾られた華やかなベルト、もうひとつは丈夫な革で作られた実用的なベルトだった。
「……これ、もしチュールを少し重ねれば、もっと可愛らしく仕上がるかもしれませんね🧐」
「なるほど……それはいいな」しおんはゆっくりと頷いた。
「レースの方は、恐怖ではなく羞恥と興奮を煽りたい。夫婦や愛人関係で楽しむのに向くだろう。
一方で革の方は、奴隷を調教するのに向いている。耐久性があるし、強い拘束感を与えられる」
しおんは満足そうに笑った。
「流石だな、ハヤン」
ハヤンは嬉しそうに小さく頭を下げた。
「身に余るお言葉です😊」
しおんは改めて言葉を続けた。
「値段は――レースの装飾付きが銅貨25枚。革製の丈夫な方が銅貨20枚だな。魔振棒を既に買っている貴族様には、特別に銅貨5枚割引してやる」
「なるほど……✨」ハヤンは感心したように頷いた。
「これなら、さらに需要が広がりそうです😊」
「まだ試作品だ。商品化するかどうかは、今後の反応を見てからだな」
しおんの言葉に、ハヤンは再び深く頷いた。
その頃、街の商業ギルドではしおんがハヤンと向き合っていた。
ハヤンが書類を抱えて駆け寄ってきた。
「しおん様、昨日のご貴族様への宣伝効果が既に出ております! 午前中だけで50本が完売いたしました✨ 銀貨50枚の売り上げでございます。そのうちしおん様の取り分は40枚です、どうぞ」
「ありがとう」しおんは頷き、差し出された袋を受け取った。
しばらくして、しおんはマジックバッグをごそごそと漁り、2種類のベルトを取り出した。
「実はな、こんなものを作ってみたんだ」
「腰に装着すれば魔振棒を手で支える必要がなくなる。両手が空く分、他の作業をしながらでも使える」
ハヤンが目を丸くする。
「ほう……」
しおんは口元に薄い笑みを浮かべた。
「忙しい貴族様は、仕事を片付けながらでも調教できる。手足を縛り、このベルトで魔振棒を固定して放置しておけば――奴隷は快感に悶絶し、やがて理性を壊されて言うことを聞くようになるだろう」
ハヤンはごくりと喉を鳴らし、試作品を手に取った。
ひとつは可愛いレースで飾られた華やかなベルト、もうひとつは丈夫な革で作られた実用的なベルトだった。
「……これ、もしチュールを少し重ねれば、もっと可愛らしく仕上がるかもしれませんね🧐」
「なるほど……それはいいな」しおんはゆっくりと頷いた。
「レースの方は、恐怖ではなく羞恥と興奮を煽りたい。夫婦や愛人関係で楽しむのに向くだろう。
一方で革の方は、奴隷を調教するのに向いている。耐久性があるし、強い拘束感を与えられる」
しおんは満足そうに笑った。
「流石だな、ハヤン」
ハヤンは嬉しそうに小さく頭を下げた。
「身に余るお言葉です😊」
しおんは改めて言葉を続けた。
「値段は――レースの装飾付きが銅貨25枚。革製の丈夫な方が銅貨20枚だな。魔振棒を既に買っている貴族様には、特別に銅貨5枚割引してやる」
「なるほど……✨」ハヤンは感心したように頷いた。
「これなら、さらに需要が広がりそうです😊」
「まだ試作品だ。商品化するかどうかは、今後の反応を見てからだな」
しおんの言葉に、ハヤンは再び深く頷いた。
