テキストサイズ

平凡OL、不慮の事故で異世界チート村長へ成り上がり

第14章 視線を集めた帰り道と、食卓のひと幕

――夜。宿の食堂には、今日も大勢の客が集まっていた。
しおんと凛が席につくと、テーブルにはキノコをふんだんに使ったスープ、白身魚の煮物、もちもちのパン、そしてミルクが並んだ。

「美味しそうっ😊」
凛は嬉しそうにスプーンを手にしたが、次の瞬間――。
「あっ……!」
スープが跳ね、胸元に垂れてしまった。それも、よりによって乳首のあたりに。

凛が慌てるよりも早く、しおんはナプキンを取り上げた。
「気にするな。俺が拭いてやる」

布を押し当て、円を描くようにゆっくりと撫でる。柔らかな突起が布越しにぷっくりと膨らみ、拭くたびに形が際立っていく。

「っ……」
周囲の男たちは息を呑み、手を止めて見入った。
「なんて羨ましいんだ……!」
「堂々と見せつけやがって……🤯」

女たちは女たちで、口元を押さえながら囁き合う。
「ご主人様に触られて、あんなに……可愛い💕」
「気づいてないのが、またたまらないわね」

「ごめんなさい……汚してしまって……😭」
凛は小さく謝るばかりで、周囲の反応にも胸の変化にも気づかない。

しおんはあえて最後に突起を押さえるように拭い、ナプキンを丁寧に畳むと凛の頭を撫でた。
「もう大丈夫だ。食べていいよ」

「……はいっ☺️」
凛はぱぁっと笑顔になり、パンをスープに浸して口に運んだ。
その胸元にまだ残るぷっくりとした膨らみは、男たちの目をさらに釘付けにし、女たちには「幸せそうで可愛い💗」と微笑ましく映った。

しおんはそんな視線を楽しむように受け止めながら、胸の奥で静かに思った。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ