脳内ショートストーリー
第6章 【望月咲希と黒木淳史 〜 一目惚れの恋 〜 】
「何でこんなモノがあるんですか!いつの時の?」
あちゃー、何であるのかは私にもわからない
だってそれ、結構前のだよ?
昔、付き合ってた元カレと撮ったプリクラ
半分こして何処にも貼らずにそのままで
そんなところに直してた事すら忘れてたよ
えっと、これは……淳史くんの前の前?の元カレかな
「…エヘヘ」
「エヘヘじゃないよ、わざと俺に見せる為?」
「違う違う、完全に忘れてた、捨てる」
あれ?離してくれない
顔、完全に怒ってる?怒ってるよねぇ?
でも本当に忘れてたの
そんなジッと見ないで
「俺は咲希とプリクラ撮った事ない…」
「ん?撮りたいの?スマホで良くない?それも撮ったの1回きりだし、それ以来誰とも撮ってないし」
「この元カレとは撮りたいって思ったんだ?」
「んー、怒んないで?これからは淳史くんとの時間の方が遥かに長いんだからさ?」
「ちくしょー、あぁ、もう、今思い出してるでしょ?この人の事、ダメ、思い出すな、俺だけにして」
「え、思い出してな…っ」
もう……結局、熱いキスじゃん
嫉妬?してくれたの?可愛過ぎるんだけど
ちゃんとポイしてからハグ
頭なでなでしても明らか拗ねてる
そんな顔も可愛いって思えちゃうの
「ごめんね、あれは過去の私、目の前に居るのは間違いなく今の私で、淳史くんの彼女だよ?ちゃんと巡り逢えたでしょ?淳史くんに辿り着いたよ?大事にしてくれないの?」
無言だけどギューッて抱き締めてくる
「怒っちゃった?無理ないよねぇ〜見たくなかったね、私が無神経だった、ごめんね」
「…違う、こんな事で拗ねてる自分が嫌だ」
「いや、逆だったとしたら私も拗ねるよ、多分」
「…わかってるんだよ、死ぬほどモテてたと思うし、あんなプリクラのひとつやふたつ、何で流せないんだよって…過去に囚われたって何の意味もないってわかってるのに…ガキでごめん」
撫でてた手を止めて、額をくっつける
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