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脳内ショートストーリー

第4章 【和泉沙良と金城伶〜年下くんとの恋〜】






店員さんにワインのおかわりを勧められお願いする



「でも……本当に私で良いの?」


「沙良さんしか考えられないです」


「よく考えた?」


「考えました、それに、ずっと忘れられなかったって言いましたよね?あの出逢った日からずっとです」


「酔って記憶なくす女なのに?」


「僕が全部覚えてます、あの時も今も、沙良さんに堕ちてますから」



思わず笑ってしまった
この先、こんなに想ってくれる人なんて現れるだろうか
いや、居ないだろうな
私だって今すぐ飛び込みたいよ



「あの日は必然だったと思います」


「え?」


「始まりが始まりなだけにって沙良さんは言うけど、視界に入った瞬間から僕は本能的に動いてた、誰にも取られたくなくて隣をキープした、堕ちる為に僕たちは出逢ったんだと思います」



今…………やっと、腑に落ちた



どうしよう、胸が焦げるように熱い
飲み干したワインのせいか



「酔って良い?飲みたい気分」


「え、返事は?酔う前に聞かせてくださいよ」


「返事は……ベッドの上で良いんじゃない?」


「え…?あ、はい」



クスッ……真っ赤になっちゃって可愛い



「実は…部屋取ってます」って気が利くね
最初からそのつもりだったんでしょ?
私が断ったらどうするつもりだったの?
そんな質問、意地悪だよね
賭けに出てくれたんなら、それにちゃんと応えなきゃ



ホテルの部屋
入った瞬間に抱き合ってキスしてる
何回目のデートだっけ?
たくさん焦らして悶々とさせちゃったよね
待っててくれてありがとう
もう我慢しなくて良いよ
思いの丈を全部ぶつけて……



ベッドに辿り着くまで何度もキスをした
お互い脱がせ合って下着姿で重なる



「好き……伶くん」


「え、もう一度言ってください」


「伶くんが、好き」


「もう離しませんよ?これからたっぷり愛される覚悟、してて?」





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