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脳内ショートストーリー

第6章 【望月咲希と黒木淳史 〜 一目惚れの恋 〜 】






本当に地元の小さな居酒屋さんでグラスを交わす
最寄り駅も2つ3つしか変わんなくて
時間も気にせず2人で飲んだ
「明日何かある?」と翌日を気にしたけど
お互い何もなくて安心して飲めたんだよね



「何だろうね、淳史くんって一緒に居たら眠くなる…」


「え、初めて言われた、アハハ、眠いの?肩貸しましょうか?」


「うん、ちょっと貸して…」


「え……あ、はい」



わかってる、記憶ある、予防線は自分から越えてみた
酔ってるフリ、まさか自分がしちゃうとは…
俗に言う“あざとい”ってやつ、全部してたかも知れない
でも本当に眠いの
酔ってもこうなる事は今までになかった
割としっかり家に帰るタイプだったのに…
今は肩借りて身体預けちゃってるんだもん
目を閉じながら思う
そのままキスしてくれないかな…って
まだそんな勇気ないか、と目を開けた



「ヤバ…本気で寝るとこだった、帰ろっか」



最後の一口飲み終えて彼の方を向いたら
肩から抱き寄せられてしまう



「俺、まだ候補にすら入ってないかもですけど…もう我慢出来ないんで言いますね、今日もう一度会って確信しました、好きです……俺、咲希さんの事、本気で好きです」



きっと彼もたくさん飲んでる
目を見ればわかるもん、酔ってるかどうか
真っ直ぐ私だけを見てブレない
「酔ってるでしょ?」「酔ってないです」を繰り返し
手を握られて「俺はダメですか?」って聞いてきた



「まだお互いの事、ほら…知ってく段階じゃん?」


「俺は一目惚れなんで」


「えっ?」


「あれ、知らなかったんですか?一目惚れっすよ」


「えー……それはどうも」


「だから……もう逃したくないです、もう誰かの彼女っすか?」


「いや、そんな事は…ないけども」


「だったら立候補します、彼氏にしてください」


「唐突だな〜」


「焦りますよ、早くしないとこんな綺麗な人、誰も放っておかないでしょ」


「買いかぶりすぎだよ」


「いーや、めちゃくちゃ美人で可愛さも備え持ってて、笑顔が堪んなくて毎回心臓ぶち抜かれてます」


「わかったわかった、一旦落ち着こう」





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