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脳内ショートストーリー

第6章 【望月咲希と黒木淳史 〜 一目惚れの恋 〜 】






一歩近付いて距離を詰める



「良いの?私が感情のまま動いたらキミが困っちゃうよ?」



お店の前だけどもう誰も居ない
誰も見てない
2人だけの空間
少し背伸びすればもう触れちゃう距離



「困るっていうより、期待はしてます」


「…クスッ、何に?」


「咲希さんの本心に触れられるのかなって…」


「ズルいよね」


「俺はちゃんと言いました、ズルくないです」


「クスクス…そうね、じゃあ、応えて良い?」


「…良いけどフラないで?」


「アハハ…目閉じるな、ちゃんと見てて」


「はい…っ」



ギュッと瞑ってた目を開けてくれた瞬間、
私は踵を上げて彼にキスをした
ほんの一瞬だけ触れて離れる
久しぶり過ぎて流石にテンパるよ
目が泳いじゃってるかも知れない
この先の展開、どうなるかわかんない
俯いて、名前呼ばれて、顔を上げたらもう……



再び唇は重なってた



腰から引き寄せられ支えられる
そうだよ、完全に酔ってる
シラフに戻れば
この熱い身体ごと記憶が飛んでるかも……



気持ち良い……そう思ってしまった
だから記憶が飛んだとしても身体が覚えてる
何分くらい其処に居たのかはわからない
息が上がるほど離れ難かったのだ



「咲希さん、俺、もう……」



タクシーを呼んで2人で乗った
人生初の、お持ち帰り…とやらをしてしまう
終始無言だったけどしっかり手は握り合ってて
私のマンションに着いたら
エレベーターでもキスが止まらなかった
こんなにがっついてしまったのも初めてで
戸惑うというよりかは流れに身を任せる感じで……



当然、玄関でもキスが止まらなくて
其処で致してしまう勢いだったの



「待って……」



やっとの思いで電気を着けて上がってもらう
リビングにバックを置いてコートを脱いだら
バックハグされてまた始まってしまう
ダウンジャンパー脱いでる間にエアコンを着けた
ベッドに行くまでお互い待てなくて
1秒たりとも離れたくない
触れていたいって本能が叫んでる
惹かれ合うってこういう事なんだって思った






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