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夜這い

第8章 発覚

家を早く出過ぎたせいで、このまま学校に行くわけにもいかず、ちょっと遠回りして普段通らない道を通り、途中で見つけた小さな公園で時間を潰した。

しかし、この犯罪者の気分はどうにもならない。僕は、家の中とはいえ犯罪を犯し、それが発覚してしまったのだ。もはや、今まで通りの生活はできなくなってしまった。

妹の部屋に忍び込むことを繰り返していれば、いつか発覚することは分かりきっていたことだ。しかし、やめられなかった。おそらく性癖とはそういうもので、僕と同じようなことをする人間が、性犯罪者として警察に捕まるんだと思った。

公園でそのことを考えれば考えるほど追い詰められる気分になる。

どのくらい経っただろうか?

僕は、公園を出るとそのまま大回りをして学校へ向かった。

それでも、いつも通らない道を歩くと、何となく新鮮な気分になった。さっきまでと違って、歩いているとどんどん気分が晴れてくる。

そして、最終的には、あんなこと大したことないよな!と自分に言い聞かせた。

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