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夜這い

第8章 発覚

学校にいるうちは、昨日のことは忘れられた。

友達とも普通に接し、わりと楽しく過ごせた。

ただ、夕方になると家に帰らなくてはならなくなる。いつもの時間に家に帰れば、妹と一緒に食事をしなければならないが、妹に会えるはずがない。

僕は、下校すると今朝来た道を戻って行った。そして、公園に着くとしばらく時間を潰そうと、教科書を取り出し今日の授業のところを見返した。

いつもと違う環境で読む教科書は、新鮮で頭に吸い込まれるようだった。

しばらくそのまま教科書を読んでいると、午後6時頃になった。だいたいいつも家に帰る時間だ。

僕は一応家に電話をし、母親に少し遅くなることを告げた。

母親は、心配な素振りを見せた。朝から様子が変だったからだ。

僕は、テストの点が悪かったので、補習があると言って適当な理由を話した。

もうしばらく時間を潰し、午後7時くらいになったらここを出よう。

この寂れた感じの公園には、人は誰もいない。しかし、今の僕には、人がいるいないはどうでも良かった。帰った後、どうするかだけを考えていたが、もはや状況に合わせるしかないという結論しか出ない有様だった。

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