テキストサイズ

アイアロンの鳥籠

第1章 ラブラブな日常の始まり

ジリリリ。けたたましい目覚ましのベルが鳴る。

現時刻午後の7時。普通なら晩御飯の時間だが、起きろと言われたら起きなきゃいけないのがこの世界のルールだ。

機械世界アイアロン。暴君であるベルフォメット・アーデライトが支配している世界。

私はこの世界に異世界転移してきた。ちゃんとした大学生だったのだが気がついたらここにいた。

ここでは食事、睡眠、排泄。何もかもがベルフォメットによって管理されている。
子供っぽい彼の性格状時間は全てランダムだが、文句を告げたら即スクラップだ。
所謂“排除処分”というやつである。ゴミ箱に入れられるの避けたいため従うしかない。

長い金色の髪をツインテールにして白衣に着替える。羽村みり、18歳。これからお仕事です。3ヶ月前からアイアロン中央タワー研究室にて研究員として働くことになりました。

身長150センチの小さな身体には白衣が大きすぎる。ぶかぶかだ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ