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アイアロンの鳥籠

第1章 ラブラブな日常の始まり

はぁ…と小さなため息を着きながら着替え終わる。1分でも遅刻したら張り手が飛んでくる。

怖い人だ。ベルフォメット様は。

でも、何故か彼から私は気に入られてるみたいで、たった3ヶ月でお世話係に任命された。

彼が何を考えているかは謎だが、自分みたいな研究の才がない人間からすればお茶くみでもしている方が楽だったりする。最もベルフォメット様はわがままなので、その日の気分で色々押し付けられるのだ。


とりあえず着替えは終わったので急いで出勤する。エレベーターに乗ってすぐの研究室、ベルフォメットの自室へと向かう。

「こんばんは。みりちゃんです」
「おせぇよ」

ぶっきらぼうな口調。少し枯れてて高い声。少しボサボサの髪の毛にクマがかった気怠そうな瞳に丸メガネ。筋肉質な身体。蓄えてる顎髭。

実は初めてみた時から大好きだったりする。みりの一目惚れです。

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