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ヨルノトバリひとりごと

第7章 家計簿という名の会計監査。

5月から手付かずだった家計簿をつける。

・クレカ明細チェックして、家族の立替分を精算
・銀行を巡り、各口座から引き出して親口座に預け入れ
・通帳に細かい項目をひとつずつ手書きで記載
・コード決済の履歴を家計簿に書き出し、レシートと照合。立替があれば速やかに回収
・家族の携帯費や生活費の回収し、目的別の封筒へ振り分け

……これ、世間で言う「お気楽家計簿」なんかじゃない。

給料日前後は丸一日潰れる、我が家の「会計監査」だ。

ザル勘定でやる方が楽なのは分かっている。

けれど、自分の性格的に無理。

公平さを保つために、正規価格を徴収。

家族からの信頼はあると思う。その分、私の仕事量は膨大になる。

正直、面倒くさい。面倒臭いけど、嫌いじゃない。

というか、ここまでやらないと気が済まない。

他人に任せられる仕事でもない。

例えばスマホ代。

家族②③⑤専用の回収袋があり、1年で3万ほど貯まっていく。

そのお金で毎年結婚記念日の食事代を出したり、

各自の誕生日祝いやプレゼント代に充てるのだ。

おかげで、特別費が普段の家計を圧迫しない。

だから、財布を気にせず楽しめる。

他にも、

・共済保険の払戻金は、医療費としてプール

・ボーナスは、生保、積立、車検、家電プール金など、項目別の口座に年間費をあらかじめ先送り

子どもが社会人になってからは旅費も回収できるようになり、

こちらの負担も半減。家族旅行も行きやすくなった。

たまに誰かから「家計簿なんて適当でいいじゃん」などと呑気なことを言われると、心の中で吐き捨てる。

『その適当にした部分を、後で誰が探して回収すると思ってるんだ』

適当にしたツケを払うのは、いつだって「適当でいい」と言った奴ではなく、管理している私なのだ。

実家に同居する、身勝手でセコい家族④と⑤には、この作業の重要性も苦労も到底理解されないだろう。

お金が絡むと起こる不毛なイザコザを未然に防ぎ、全員に公平な環境を維持する。

三日かけて、ようやく現在までの遅れを取り戻した。

それでもまた来月になれば、丸一日潰れる作業が待っている。

けれど私は毎月、この「監査」をやり続ける。

後から発生するであろうイライラとモヤモヤを徹底的に叩き潰し、

我が家の平和と自分の精神衛生を守るためだけに。

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