
雨のち晴れ
第4章 *ダチ*
「あ…!私、加藤日向です」
「そっか♪日向ね、私、遠藤 楓
よろしくね?」
ニコッ
(楓…本当にキレイ…☆)
「よっしゃ!!これで全員揃ったな♪」
「おう…あとさ、俺の家の住人が1人増えるから。」
「はぁ?何言ってんのお前?」
楓は腕を組んだまま隼人の事を見つめている。
もちろん私も何も分からず頭の中にはクエスチョンマークしかない。
「だから、住人が増えるんだよ」
「マジ?誰だよ?」
「コイツ、日向だよ。」
「……え?私?」
「そう。施設なんだろ?別に無理強いはしねーけど。」
「あーそうゆうことか」ニヤニヤ
「なるほどねー」ニヤニヤ
楓と悟くんはとてもニヤニヤしている
「で?どーすんだ?」
「い…いいの?」
私この中に入っていいの?
居場所が貰えるの?
「だから誘ってんだろ(笑)」
「あ…りがッと、本当ッにありがとッ」
私は涙が止まらなかった
