先パイ、これは恋ですか?
第13章 夢と現実
今日も志音と登校♪
いつもより少し早く学校についた。
「それでねー追試全然ダメだったんだぁ…。」
「だろうな。
まぁ、想夜先パイに会えたのはラッキーだったな。にしても、急に仲良くなった気がするのは、気のせいか??」
「ううん、あたしも思ってた。そこがびっくりなんだよねー…。
っと、噂をすれば想夜先パイと京太先パイだ!」
斜め前方に2人がいる。
ふわぁ……。
朝から格好良いなぁ…。
えへへ……。
「「おはようございます!!」」
先パイ達が振り向く。
改めて見るとやっぱり絵になる2人。
「あ、みみちゃんと志音ちゃんじゃん♪
おはよーーーー!!」
「はよ。」
どきっ!!
眠そうな先パイの目が少し色っぽく見えた。
心無しかあたしを見てる気がしないでもない。
何か、いつもあたしが見てる先パイとは違う。
「し、失礼します!」
急に雰囲気に耐えられなくなって その場を離れた。
いつもより顔が熱い…。
この違和感は何なのかあたしにはさっぱり分からなかった。