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（智也side）


「好きだ。」



ん……？？好き…。
………………………。

うおーーー！！！？？？

流れにのって告っちまったよ！！嘘だろ！？

気がついたら指舐めてて そしたら何か急に桜乃抱きしめたくなって それだけで抑えられなくて…。

告っちまった！？

馬鹿だろ！！オレ、世界一のバカだろ！！


あぁーー…。
桜乃固まってるし…。
何て言えば良いんだ！！

やばい！！これは今までの人生ん中で、ワースト3に入る並にやばい！！


「…………智也…。」


！？
まさか返事っ！？
こんなに早く事が進むなんて……。

オレは言葉を待つ。


「あたしも……。
あたしも……智也が好きだよ……？？」





一瞬、時が止まった。




………………。は！？

桜乃、今 オレの事好きって……。好きって…。


好きっ！！！？？？

嘘だろ！！？？
じゃあ…。じゃあ。
両思い！！オレ、先パイに勝った！！っしゃ！！


「……あたしも、智也の事、大好きな友達だと思ってるよ？？
今更確認なんて、しなくていいよ？？」


正気か……？？
今オレ、ちゃんと告ったよな……？？

桜乃は、何故か笑顔だ。

…………まじかよ。
今時 こんな鈍感な奴いんのかよ。
友達！？そうだよな。
やっぱ桜乃は先パイが好きで オレの事なんて友達以上に見れないもんな。

あーー…。バカみたいだ。早とちりして。

ただ…。
そんな自分に腹が立つと同時に やっぱり桜乃をオレのものにしたいと思った。