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先パイ、これは恋ですか?

第5章 少しだけ



『僕を…惹きつける魅惑の…媚……薬……っ!』


…もう無理っ…!!


『……っ……………。』

「結羽、一回止めて。」

「はいにゃ。」


シン………。


「みみ、どうした??」

「喉痛いのっ??」


「………歌えない…。」

「無理はだめだにゃ!
ボーカルは喉が大事だにゃ!!」

「そうじゃなくて!!
…………。
歌詞が恥ずかしくて、歌えないのっ!!」

「「………っ!?」」

「ごめん………。」


やっぱりこうゆう曲は、ダメだよ。
1人なら歌えるのに…。
なんか歌えない…。


「どんだけ慣れてないんだよ……。」

「しょうがないにゃ。」

みんな呆れてるよね。


「……どうしたら良いのかな!?」

「とりあえず、先パイの事は考えるな!!
感情込めるのは、後で良いから。」


あたし今凄い迷惑かけてる。
みんなごめん……。


「うん………。」

「迷惑とか思わなくて良いにゃ♪
うちらが勝手に決めたんだから♪」

「そうだ。
変に気を遣うな。
迷惑掛けられるのは、分かり切ってたからな。

じゃ、もう一回やるぞ。」


みんな…………!!!!


「「うんっ!!!」」


ありがとう。
頑張る!!!

…一言多いけど。

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