先パイ、これは恋ですか?
第8章 図書館
「それは違う!!
あたしは、本気で想夜先パイの事が好きなのっ!!!」
ガタンっと大きな音を立てて椅子が倒れる。
シン…とした図書館にあたしの声だけが響いた。
………。
みんなあたしを見てる…。
「…………あ…。」
「……………………。」
やってしまった……。
ここ……。
図書館だったぁーー!!!!!!!
『すいません、お二人様。
周りのお客様にご迷惑となるので、お静かにお願い致します。』
「「………………………はい。」」
あたし達はとてもいたたまれなくなり 図書館を出た。