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先パイ、これは恋ですか?

第8章 図書館



図書館の外には公園がある。あたし達は ベンチに座った。



「…………。
みみ…………。」


「はい…………。」


「まじで馬鹿だろ…。」


「否定できません。」



はぁ…。っと溜め息をつかれた。そりゃ呆れる。
自分でも馬鹿だなって思う。



「あと、嘘って分かってたから。」


「えっ!!??」


「みみが先パイの事そんな簡単に諦める訳ないし。
しかも、みみって嘘つく時妙に演技っぽくなるんだよな。

だから、のってあげたって訳。」


「気付いてたのっ!?」


「あぁ。
伊達に幼なじみやってる訳じゃないからな。」


「えぇーー!!
分かってたんなら言ってよ!!
恥ずかしいじゃんかー!」


自分バカじゃん!!
ちょっと楽しかったけど……。


「私の方が一枚上手だって事だな。」


「一言多い!!」


ははっと志音が笑う。
う゛…。
完全にバカにされてる……。


「いつか あたしが志音をびっくりさせるからね!!!!」



「そりゃ楽しみだな。」


絶対本気にしてないなぁ!?
今にみとけっ!!!


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