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紗枝は少し笑っていた

「も～、なんで笑うのよ」

[和也君は、両親が超有名なアイドルグループの会社の社長関係なの!]

「え～!?知らなかった」

[まあまあ、話はそこまで]

すると健は箱を出した

[それ、なんすか?]

疑問に思った翔が箱に指を指す

[あ、これ、王様BOX!]

[普通の王様ゲームじゃなくて?]

[そう、普通の王様ゲームじゃないんだ]

『なんか、面倒なことになったぞ...』

[みんなは一人一つのくじを持ち「せーの」と言ったら一斉に引く、すると一つは赤いテープが巻いてあるからそれは「王様」
王様は自分が好きな相手を選び付き追うことになる...つまり恋人相手は王様が選ぶってこと!]

[は!?そんなの不幸じゃん]

[まあまあそう言わずに、くじを持って]

みんなはくじを持ち

[せーの!]

健が言うと一斉に引いた

[王様は....]

『俺....』

[ヒュー、和也だー!]

[じゃあ、和也相手は誰にするんだ?]

健はウキウキ気分だった

『じゃあ...』

指を指したのは美有だった

「わ、私!?」

『ああ、気に入った』