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ライトリーチ・ダークナイト

第2章 星の声

エルが目を覚ますと、コスモスと共に不思議な空間に出ていた。

話しには聞いていた。
というより、今回の旅の目的地だった。

ここは星の声。
周りは広く、どこまでも続いている。
壁の岩は、七色に光り、見ていて飽きないので、一度この景色の虜になると、まず1人では我に帰れない。

エルがまさに良い例である。

エルは不規則に揺らぐ光に完全に見入ってしまっていた。

コスモスが目を覚まし、エルの体を思いっ切り揺すったので、何も起きなかったが、この景色に見入り、そのまま死んでしまうまで見ている人もいるのだ。

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