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　超男前の香月―英真に最愛の妻を奪われかねないと気もそぞろなのだ。
「おい、止めろ。皇氏の嫁が妓房にゆくなぞ、私は許さん、断じて認めんぞ」
　嫉妬心と競争心を剥き出しにする秀龍を前に、春泉は、ひそかに笑みを零したのだった。