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たからもの

第16章 帝王切開

このまま朝まで様子見に。


まだ朝5時前

普通なら
まだ夢のなかの旦那


しかも前日は仕事

疲れがたまっていて
眠いはず


優ちゃんの無事を聞けて
安心したのか
何度も何度も欠伸をしていた


それでも

微弱陣痛に耐える私のために
手を握って笑っていてくれた



「秋、私は大丈夫だから
 少し寝てて?」


陣痛室には椅子しかない

寝るにはつらいが
これは長期戦
少しでも身体を休めないと
体力がもたない



本人もわかっているようで
素直に「分かった」と頷いた



ただやっぱり…寝にくそう(笑)




首が痛いらしく
タオルを置いてみたり
体勢を変えてみたり

あんま寝れなかった様子



(;つД`)すまぬー

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