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極上年下彼氏

第59章 二人の始まり

本の隙間から、理人を見ると眼鏡を掛けた横顔が真剣でちょっとカッコ良く見えた。


私は気づかれないよう、本にすぐ目を戻した。


なのに…


「なに?」


「何でもないよ」


「こっち見た気がしたけど」


「いや、見てない」


「そうか?」と言いながら鼻でふっと小さく笑った。


うっバレてる…


「見てません」


そう言って、私はサワーをゴクリと飲んだ。


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