テキストサイズ

パプリカより甘いカレ。

第1章 気付いたの。



「まだ見えません?」



「見えないなあ、そうとう悪いんだな俺。止めたかったら止めていいぞ」



「いえ、見えるまでやります」



「ははっ、頑固だな」


また笑った。
しかも、今度は眼鏡なしで見れてしまった。



別に、昔から負けず嫌いなわけではなかった。勿論、頑固でもない。



ただ、私は





先生に






近づきたかった、

それだけなの。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ