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｢誰も悪くなんかないんだ…みんな仲間だよ…｣


止めて、止めてよ

颯真も孤独だから私に気を遣ってるの?

だったら…だったら、なんでそんな優しい声で、私を包むの？


｢なんで、みんな仲間なの……みんなは私を嫌って｢だから!!だから…始まりは同じなんだよって……だから泣かないでよ｣


颯真の手で退かされる涙は頬を伝う。


｢どうすればいい？私は仲間の為に何をすればいい？｣

自分を取り戻した美里は颯真からゆっくり離れ、震える声を抑えて聞いた。


｢汚れなき心を保て…だよ｣

笑っている顔は、やはり悲しい…だけど悲しいという感情だけじゃなかった。


｢…////分かった｣

私も颯真のように笑ってみせる。
上手く笑えてるかな…？笑えてたら良いな…