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君が欲しい

第13章 新しい音

刺激的なセッションが終わった。


「驚いたな17歳。」


DJのナントカさんが目を丸くして言った。


やった◎成功だな。


「南です。南 潤平です。」


僕は17歳なんて名前じゃないし。


「君を歓迎するよ。」


有り難う、DJナントカさん。


「ありがとうございます。少し考えてみます。」


僕は言ってやった。


「はあ?何言ってんの?」


DJナントカさん、声おかしいですよ。

「潤平、一緒にやろうよ!」


莉緒が誘ってくれた。


「でも、僕17歳なんで、親に相談してからにします。」


「まあ、そうだな。」


DJナントカさん、納得。


「今日はありがとうございました。」


僕はきちんと挨拶して、ドアの傍の君の肩を抱いて楽屋を後にした。


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