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君が欲しい

第40章 君を愛す

愛しい人の中にいるのは、こんなにも喜びを感じる事ができるなんて知らなかった。


「真緒、愛してる」


そして僕は動き出した。


真緒、真緒、真緒、動きながら心の中で愛しい君の名を何度も呼ぶ。


君は答えるように、リズミカルに声をあげた。


お互いが溶けてなくなる程熱くなり感じ合うと、
僕はピアノの音にトリップする時と似た感覚がした。


この瞬間が堪らなく好きだ。


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