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GAME

第6章 孤独な夜のはじまり

「チップは最初に皆さんに500お渡しします。ゲーム参加最小単位は10で、上限は設けてません。自信があれば好きなだけお賭けください」

今のところ危険のないルールだが突然何を言われるか分からない。

ほのかは注意深く説明を聞く。


「掛け金はゲーム終了時に換算致しますので大切にしてください。これは体の一部と精算になります」


「!!! 」


「始めに配らせていただいた500以上なら体のパーツは無事です。しかし500より低ければその減ってしまった数値の分だけ体のパーツを頂くことになります」

「冗談じゃない!」

説明を受けていた参加者の一人が目を剥いて怒鳴り、立ち上がる。


「お静かに願います。まだルール説明の最中です」


ライオンはピストルの銃口を騒いだ人間に向ける。

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