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第9章 捕食者

「貴様も命を守って欲しければちゃんと命令に従うんだな」

小澤は竜崎と組むことが決まると偉そうに話しかけてきた。


小澤はウルフの腰ぎんちゃくのような存在でウルフの命令を忠実に聞いた。


逆に竜崎のような新入りへの態度は真逆で、とんでもなく思い上がった調子で上から目線の対応してくる。


「ここは戦場だからな。もたもたしてたら」

喋っている最中の小澤の顔面を竜崎は間髪いれずを殴りつける。

不意打ちということもあってパンチはもろに小澤の顔面を強打し、ふらつきながらその場にしりもちをついた。


「……っの野郎!!」

一瞬あっけにとられた後、小澤は我に返ってナイフを抜き、構える。

しかし竜崎は怯むことなくそのナイフを持った手を思い切り蹴飛ばした。

手ごと蹴られたナイフは壁際までふっ飛ぶ。

小澤は慌てて這いながら壁際までナイフを必死で拾いに行く。

その這いつくばった姿勢の小澤の腹を、竜崎は容赦なく蹴り上げる。

更に竜崎は腹を蹴り上げられうずくまる小澤の頭を、背中を、腹を、脚を、尻を、徹底的に蹴りまくる。

「ひぃぃぃぃ……っっ」

小澤はがたがた震えて頭を抱えてうずくまるが、竜崎はお構いなしに蹴りつける。

そして頭を踏んづけるように蹴りまくる。


蹴り踏まれるたびに小澤の顔面は床に叩きつけられる。

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