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第10章 悪党の饗宴
「小石川篤弘、失格!!」
アニキが高らかに宣言する。
その声を聞いた笠原はすぐにスイッチを切り、閂を外し小石川を応接室から出してやる。
笠原とて人殺しはしたくない。
勝てばいいだけだ。
壬生はその様子を見て眉間にシワを寄せ、ひどく険しい表情を見せた。
いくら仲間を大切に思うとはいえ、あんな見え透いた嘘に乗るとは馬鹿馬鹿しい。
この状況下であんな幼稚な引っ掛かるとは言語道断。
自分の鑑定眼にケチがついたと感じた壬生ははらわたが煮えくり返る思いであった。
賭けた一千万などどうでもいいが自分のプライドを傷つけられたことに腹をたてていた。
