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小石川を応接室に閉じ込めた笠原は自らつけた閂を応接室の外側から掛ける。

「案外単純だな、小石川」

笠原は嬉々とした声で部屋に閉じ込めた小石川に話しかける。

そしてポケットからなにやらリモコンを取り出してスイッチを押した。

応接室中央に置かれたガスボンベからシューっという音をたて、ガスが流れ始める。

「さて、どうする？小石川君。ここで死ぬか？
それとも--」


小石川は扉をどんどんと叩き叫んだ。



「騙されました！騙されました！！」