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第3章 廃工場の夜

うううぅぅぅ……

再び戻った静寂の中で獣が唸るような声だけが聞こえてくる。


「素敵な耳たぶありがとう」


語尾にハートマークでも付きそうな女の声が聞こえる。


そして新たな獲物を探す為、女が再び歩き出す足音が近づいてくる。



スレイブ・ゲームは悪ふざけなんかではなかった。



本当に賞金を賭けた血生臭いゲームは行われている!

三人は今更ながらそれを実感した。

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