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第3章 廃工場の夜
「このあたりから曲がってみるか」
竜崎の提案で外周ばかりを回っていた三人は内側へと続く道に入っていった。
蛍光灯が暗い中、しばらく進むと下の階へと向かう階段が現れる。
しばらく三階に居たが、あれ以降危険な目に合うことはなかった。
三階に居た方が安全なんじゃないかというほのかの案も出たが、二時間耐え忍ぶよりは出口に向かった方がよいだろうという竜崎の意見が結局は採用された。
三階から二階を見下ろすが様子は何もわからない。
降りてみるしかないか、と三人全員が階段に向かった、そのとき。
バンッッ!!
背後の扉が開き、中から刃物を持った男が飛びついてくる。
しまった!!
階段ばかりに気をとられ、背後を失念していた。
その隙を狙われていたのだと小石川は今更ながらに気付いた。
「ヒャアッハァァァ!!」
飛び出してきた男は漫画の雑魚キャラのような叫び声で襲い掛かってくる。
腰に一個耳たぶをぶら下げていることからして耳なし芳一ゲーム参加者であろうことは間違いなかった。
竜崎の提案で外周ばかりを回っていた三人は内側へと続く道に入っていった。
蛍光灯が暗い中、しばらく進むと下の階へと向かう階段が現れる。
しばらく三階に居たが、あれ以降危険な目に合うことはなかった。
三階に居た方が安全なんじゃないかというほのかの案も出たが、二時間耐え忍ぶよりは出口に向かった方がよいだろうという竜崎の意見が結局は採用された。
三階から二階を見下ろすが様子は何もわからない。
降りてみるしかないか、と三人全員が階段に向かった、そのとき。
バンッッ!!
背後の扉が開き、中から刃物を持った男が飛びついてくる。
しまった!!
階段ばかりに気をとられ、背後を失念していた。
その隙を狙われていたのだと小石川は今更ながらに気付いた。
「ヒャアッハァァァ!!」
飛び出してきた男は漫画の雑魚キャラのような叫び声で襲い掛かってくる。
腰に一個耳たぶをぶら下げていることからして耳なし芳一ゲーム参加者であろうことは間違いなかった。