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第3章 廃工場の夜

先程の女を思い出し三人は再び寒気を覚えた。

「ゆっくりでも三人固まり、前に進むん--」



きゃああああーー!!


突如悲鳴が響く。

悲鳴は近いところで聞こえた。


「誰か!!誰か助けて!!」

三人は顔を見合わせ、一斉に声のする方へ走り出す。


若干の正義心と、なにより一人耳なし芳一ゲーム参加者を倒したことが彼らに勇気を与えていた。


一方的にもてあそばれてたまるか!


俺たちは反撃をする!


三人の気分は高揚していた。

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