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第4章 脱出不可能
「やりぃ!一万ゲットだぜ!」
竜崎はポケットに入るくらいの可愛らしいモンスターを獲得したような口ぶりでガッツポーズをして叫ぶ。
「か、一司……」
小石川が額に汗をかき、目を見開く。
ようやく異常に気付いた竜崎は今出た出入口の壁に書かれた小さな文字を見て目を剥いた。
物品搬出口
あまりに大きく開いた出口になんのためらいもなく飛び出したが、そこは正面出入り口ではなかった。
ピーッッと笛を吹きながらシルクハットを被ったレフリー、ケムリが竜崎の前に現れた。
「竜崎一司、正面出入り口以外から建物に出たので失格!」
竜崎はポケットに入るくらいの可愛らしいモンスターを獲得したような口ぶりでガッツポーズをして叫ぶ。
「か、一司……」
小石川が額に汗をかき、目を見開く。
ようやく異常に気付いた竜崎は今出た出入口の壁に書かれた小さな文字を見て目を剥いた。
物品搬出口
あまりに大きく開いた出口になんのためらいもなく飛び出したが、そこは正面出入り口ではなかった。
ピーッッと笛を吹きながらシルクハットを被ったレフリー、ケムリが竜崎の前に現れた。
「竜崎一司、正面出入り口以外から建物に出たので失格!」