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第4章 固い壁

珍しく学校に来た長谷川
けど、私は話せず放課後になっていた。

隣を見ても、誰も居ない。

もう遅いのかも

「嫌われてしまいました……
そうですよね、私の心配をして怒っていたようですし……」

ポロっと、頬を流れた雫

それを腕で拭いて、私が鞄を持ったとき
教室の扉が開いた。

視線を向けると、そこに居た見知らぬ女子生徒だった。けど何処か慌てている様子で口を開いた

「た、大変よ! 長谷川君が!?」

え?

頭の中が真っ白になった。

彼女の話を聞いて、私はすぐに走った。
内容はこうだ。

屋上で喧嘩をしているのが、長谷川で誰か止めて欲しいとの事だった。

でも、屋上に行った私は後から気付いた。

ガチャン




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