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第1章 私と彼

それから、教室で合うと
私は「おはようございます」と挨拶を彼にするようになった。

彼も無愛想な顔で
「はよう…」
と言ってくれる事が嬉しい。

でも、周りは良く思っていない悪い噂が原因
それでも私はよかった。

そんなある日のお昼休み、私はお弁当をカバンから取り出す。

ふと、窓の外を見ると彼を見付けていた。校庭の隅にある木を見ているようで、何をしているんだろうか

そう思い気になった。

あ、登ってます?

木に登った彼が見えなくなり数分が過ぎ、私は心配になった。

もしかしたら、降りれなくなっているのかも…

だとしたら、大変です!

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