隣人
第1章 新居 4月
美咲の職場は、"K"と看板を出しているBAR。
単純に、マスターのイニシャルがk.kだから"K"にしたらしい。
職場と言っても、アルバイトだ。
なぜこのBARにしたかと言うと、彼氏の行きつけだから。
「マスター、こいつちゃんと見張ってよね(笑)」
人一倍独占欲の強い彼氏、雅人が冗談混じりに言う。
「美咲ちゃんカワイイからなー。俺が手出しちゃうかもなー」
「ちょっと、やめてょ~」
なんてくだらない話しをしながら、結構居心地の良い職場になっている。
「いらっしゃいませ」
スーツ姿の長身なサラリーマンがカウンターに座る。肌ツヤから見て、30位だろう。所謂、イケメンだ。
「ジャクターで」
「今日は、ビールじゃないの?」
どうやら、常連の様だ。
「今日は呑んで来たからね。あれ?新しいコ入ったの?」
「あっはい!初めまして、美咲です!」
「美咲ちゃんか、カワイイね。週3位で通ってるから宜しく」
お世辞でもイケメンにカワイイと言われて、照れてしまった。
雅人はすかさず、
「吉田さん!オレの彼女だからねー!」
…吉田。どこかで…
「えっそうなの!?マサには勿体ないな。じゃあ、24才くらい?」
私は身長が170で、落ち着いて見えるらしく、いつも年上に見られる。
「吉ちゃん、美咲ちゃんは20才だよ」
仕事柄、マスターがそう答えた。
単純に、マスターのイニシャルがk.kだから"K"にしたらしい。
職場と言っても、アルバイトだ。
なぜこのBARにしたかと言うと、彼氏の行きつけだから。
「マスター、こいつちゃんと見張ってよね(笑)」
人一倍独占欲の強い彼氏、雅人が冗談混じりに言う。
「美咲ちゃんカワイイからなー。俺が手出しちゃうかもなー」
「ちょっと、やめてょ~」
なんてくだらない話しをしながら、結構居心地の良い職場になっている。
「いらっしゃいませ」
スーツ姿の長身なサラリーマンがカウンターに座る。肌ツヤから見て、30位だろう。所謂、イケメンだ。
「ジャクターで」
「今日は、ビールじゃないの?」
どうやら、常連の様だ。
「今日は呑んで来たからね。あれ?新しいコ入ったの?」
「あっはい!初めまして、美咲です!」
「美咲ちゃんか、カワイイね。週3位で通ってるから宜しく」
お世辞でもイケメンにカワイイと言われて、照れてしまった。
雅人はすかさず、
「吉田さん!オレの彼女だからねー!」
…吉田。どこかで…
「えっそうなの!?マサには勿体ないな。じゃあ、24才くらい?」
私は身長が170で、落ち着いて見えるらしく、いつも年上に見られる。
「吉ちゃん、美咲ちゃんは20才だよ」
仕事柄、マスターがそう答えた。