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隣人

第2章 芽生え  5月

帰宅すると、ベットに横になり、ボーっと吉田の事を考えていた。

どんな仕事をしているんだろう。
普段はどんな服を着て、何を食べているんだろう。
趣味は、好きな番組は、家では何をしているんだろう…
気になり始めると眠れなくなってきた。
私って吉田さんのこと好きなのかな?
いや、彼氏居るし。
ただ、憧れてるだけ。あの夫婦に。


目を瞑り、耳をすますと何かが聞こえてくる。

「…ぁ…ぁぁ…」

「ん?」

吉田の部屋からだ。

いけない、いけないと思いつつ、耳がダンボになってしまう。

『間違いない。アノ声だぁぁ』

気にしないように心がげても、意識が壁に集中する。


「…クチュクチュ…んん」
「もう入れて…」


『叔父さん!壁薄いよぉぅ!』



ガタガタ…
「あっあっアンっそこ…
  あ~ダメ、イッちゃう~」
ガタガタガタ…
「…オレもイクよ…ウッ」
「ああああぁ…あはぁっアンッ」

終わったようだ。

美咲は無意識にショーツの上からアソコに触れた。

どうして、湿ってるの。


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