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甘えん坊

第3章 放課後

聞こえるか、聞こえないかくらいの声で慎哉が囁き、続けた。

「海里の…鈍感」



「…は?」

え?何いきなり?

てか鈍感?ニブいって事か…?
何で?

「慎哉?」

俺は思わず慎哉の顔を覗き込んだ。

慎哉は…

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