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甘えん坊

第4章 戸惑い

side 慎哉

夢を見た。

俺が海里に告白する夢を。
その後海里が俺を抱きしめてくれる夢を。


すぐに夢だと分かった。
こんな事現実ではありえないし、現実にしようとも思ってないから。


でも、嬉しかった。

海里が俺だけを見てくれている。

海里の手が俺に触れている。

海里が…笑っている。


夢でもいい。
もう少し、もう少しだけ…

海里を俺だけのものにさせて…。

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