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甘えん坊

第4章 戸惑い

「あぁ、起きたか慎哉。」

「…おはよう海里。風呂入って来たの?」

「ん。ってか今何時だと思う?」

そう訊かれ、腕時計に目をやった。

指していた時刻は午後10時。

「…ごめん。」

どれだけ寝てたの、俺…。

「別にいいよ。おばさんには電話しといたから。」

「ありがとう…。ってか俺、確か海里の上で寝ちゃったよね。」

そう言った瞬間、海里の動きがおかしくなった。

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