君がくれたぬくもり
第5章 感じない
ホテルに着き、陽菜はシャワーを浴びた後、バスローブを着てベッドに寝転んでいた。
和哉は今シャワーを浴びている。
今日…
和哉とひとつになる。
ドキドキと不安が交錯する。
大丈夫…
和哉だもん。
大好きな和哉だもん。
怖くないよ。
―――ガチャ
「お待たせ。」
シャワールームからバスローブ姿の和哉が出てきた。
寝転んでる陽菜の隣に座り、頭を撫でてくる。
濡れた髪が和哉の色っぽさを倍増させていて、またキュンとした。
「陽菜……いい?」
「……うん///」
静かにそう言う和哉に頷くと、和哉は陽菜の上に跨がった。
そして深いキスをした。
きっと大丈夫。
和哉だから…