君がくれたぬくもり
第55章 幸せの時
そこにいたのは岳だった。
うわ……///
いつもそうだけど、
岳……オシャレ!!!!
「おっ、おはよ!!」
「………。」
岳は陽菜を品定めでもするかのように見る。
へ、変……かな?
いちおう、いつもより女の子らしくしてみたんだけども…
「ん……おはよ。
外にいるから準備できたら来いよ。」
「え。」
ちょ………
「ん?何だ?」
「いや……」
「んじゃな。」
―――バタン。
「………。」
それだけかいッ!!!!
もっとこう……
なんかないのっ!?
『可愛いね~』とか
『いつもと違うね~』とか…
えー……
なんか自信なくしちゃったよーー…。