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妄想乙。

第4章 転校生、2






ー理科室




フジ「あの…」




キヨ「………」





さっきから無言なんですけど…



てか、理科室かよ…



気まずい…







キヨ「どこから見てた…」



フジ「多分…最初から…」





キヨ「…誰にも言うなよ」




フジ「言えないよ…

清原くん…あの男と付き合ってるの…?」









キヨ「……兄貴だよ」





…え?!



じゃあ兄弟愛?!←




フジ「兄弟愛…?」




キヨ「お前……馬鹿だろ

アイツが愛なんて持ってヤったと思うか?見てて分かんなかったのかよ」




フジ「あ…じゃあやっぱ無理矢理…?」





キヨ「………」





フジ「何で…」




キヨ「知らねぇーよ、どーでも良い。」




フジ「どうでもいいって…家族なんだよ?!」



キヨ「ハッ…家族?居ねーよ。

家族だったらあんな事、しねーよ。


お前、本当馬鹿だな」





…あ!



フジ「俺がお兄さんと仲直りさせてあげるよ!!」




キヨ「…呆れる、喧嘩してねーよ

仲直りとかそんな問題でもねーから…とにかく誰にも言うなよ」





仲直りとかそんな問題じゃない…?




ますます分からなくなったぞ?



キヨ「それと…もう話しかけんな」




キヨはそれを最後に言うと教室に戻って行った






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