Sカレっ
第12章 優×瀬真×瀬良
あたしはニコリと笑い、瀬真くんを見た。
「…クスッ、俺今瀬良に超感謝してる」
「なんで?」
瀬真くんはスルリとあたしの体に腕を巻いた。
「優ちゃんに目ぇつけてくれて!!」
「わ、わわっ」
すると、ギュッと抱きしめられた。
耳元で囁かれる。
「いいなぁ、翔サンは。こんな彼女見つけちゃってさ」
子供みたいに拗ねる瀬真くんは超絶可愛かった。
そりゃみんな母性本能くすぐられるわ…
「と、とにかく!!瀬真くんとは付き合えないっ」
我に返って、瀬真くんを引っ剥がし、三歩後ろへ引く。
「ぶーっちょっとはドキドキしただろ?」
困った顔をする瀬真くんも可愛い///
「んなわけあるか!バカ!!」
タメなのに年下に感じてしまう。
ダメダメ!!!!
あたしのタイプは年上!!!!