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それでも恋するドM娘

第5章 躰と心

絵筆がどんどんと乳首に近づき、千紗の興奮も高まる。

ぬるぬるとした愛液が溢れてくるのが、触らなくてもその湿った感覚でわかった。


「あっ……」

あと少しで乳首というところで絵筆の動きが止まってしまい、千紗は思わず声をあげてしまった。

「友達にメールするのを忘れていたよ。ちょっと待っててくれる、佐倉さん?」

「そんな……」

「ん? どうしたの? 佐倉さん?」

わざとらしいとは思ったが、千紗は中途半端にされた切なさで彼の目を見つめて訴える。

それにこの男ならば本当に平気でこのまま一時間でも放置しかねないという恐怖もあった。

何せ朝霧はあの鬼畜『黒騎士』なのだから……

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